みなさん

こんにちは

「はしらーのきーずはおととしーの」

なんてうたがありますよね

「5月5日の背くらべ」

昔はよく柱に身長などを印してました。

傷をつけたり、何かで書いたり

それを見て去年よりこんだけ伸びてるとか

このころはこんな身長だったんだな〜とか

 

世代を超えたりすると

お父さんの7歳の頃はこれぐらいだったんだねとか

おじいちゃん昔はこんなに身長あったんだーとか

 

この壁の穴は

お兄ちゃんが怒ってけった穴だよとかね

 

そこに色々な歴史があり

そこに沢山の思い出がある。

 

リフォームなどさせていただくと沢山触れることができます。

生活や家族構成などの環境が変わることで

この柱が邪魔になったり、

この壁がなくなったらなーなんてことは当然起きることですね

僕らも壁をとったり

柱を抜いたりもします。

その時いつも思います。

リフォームにかかる時は特に思います。

僕たちは

「お客様の大切な財産に触るさせていただくということ」

 

解体する時思います。

「この柱は今までこの家を支えてきてくれたんだなあ」

「この壁はこの家族を守ってきてくれたんだなあ」

「ありがとね」

って

ずーと考えてるといつまでも仕事が進まないので

始まれば一気に進めますけどね笑

 

そして大切な構造部分を触る時は

今よりもっと強くなるように

今よりもっと安心して住めるようにと

 

人それぞれ価値って違うと思いますが

僕たちは今のお客様の家の価値が高まるよう心がけて仕事します。

 

なのでたまにお仕事をお断りすることもあります。すいません

 

昔あったのですが

「この柱抜いてください。」

とお客様に言われて

色々考え、色々説明させていただいた結果

僕は

「その柱はうちは抜きたくありません」

どうにかすれば抜くことはできるかもしれませんが

それをすることが、家の価値を高めることだとは思わなかったからです。

先ほど書いたように、快適に使うことがお客様の価値だとは思いましたが、

それ以上に家が弱くなって不安な家に住むということがいいことかということを説明しました。

 

少したって

お客様から連絡があり

「他の業者さんに見てもらったら抜けるって言われたよ」

その時点でお断りすることはできたのですが、

「わかりました。

私たちの力不足です。

その業者さんにお願いしていただいてください。

でも本当に大丈夫かだけ再確認してみといてくださいね。」

そうすると

なぜかその業者さんから連絡があり

「どういうことですか?」

と尋ねられ

話をしました。

 

長くなるのでこの辺で終わりますが

この話の結末は

その業者さんから後日お詫びの電話があり、

「その柱は抜けません」ということがはっきりしました。

僕はそのお仕事はお断りさせていただきましたけど、

危険なリフォーム工事をされなくてよかったなあと思ってます。

 

リフォーム工事は

その場その場での判断と今までの経験をフル総動員して行います。

誇りと責任を持ってお客様の財産を触らせていただいてます。

その責任の中にはお客様の生活や命まで含まれます。

なので

どうしても時間がかかり、

笑顔にできるお客様の数が限られます。

でもこの先少しでも笑顔を増やせるようにもっと頑張ります。

 

そしてもっともっと笑顔を増やせるように

今、商品を計画中です。

全然進んでいませんが、期待しといてください。

 

こんな僕ですがこれからもよろしくお願いいたします。

 

よし

出動だ!